6R-02
単眼車載カメラによる昼夜を問わない対向車検出
○高橋 遼,中島克人(電機大)
自動車の安全運転支援や自動運転の実現のために収集したい車の周囲の情報の1つとして対向車がある.本研究では,単眼の車載カメラにてフレーム間差分法に基づいて対向車を検出することを目的とする.カメラの搭載車は前方に移動するため,単純なフレーム間差分法では背景や停止している物体も差分として抽出される.我々の差分法では,走行速度からフレーム間における背景画素の移動の量と方向を推定し,推定の範囲内の差分を背景と見なし,それ以外の差分を対向車を示す画素として抽出する.評価の結果,昼夜を問わずに対向車検出が可能であり,特に夜間での街灯と対向車のヘッドライトの区別に有効であることがわかった.