情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6R-01
道路案内標識における地名認識モデルの構築
○桒原龍生,平 博順(阪工大)
道路案内標識は,カーナビが普及した現在でも,多くの人に利用されている.しかし,道路案内標識には道路管理者間の違いから,周辺の標識との連続性や整合性が確保されていない事例がみられる.そこで,道路案内標識のデータを収集し,電子的なデータで一元管理することができれば,不適切な事例の発見や発生を抑制することができる.先行研究では,標識の板面の位置を約9割の精度で認識できたものの,標識内の地名の認識に関しては改善の余地があることが分かった.本研究では,地名の認識に注目し,光学文字認識に日本の地名に特化した言語モデルを取り入れるによって認識精度を向上させた.