情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6P-07
コンピュータUNOにおける、発見的に得た戦略に関する研究
○齋藤康平(電通大),大久保誠也(静岡県大),若月光夫,西野哲朗(電通大)
多人数不完全情報ゲームに属するUNOを扱う。UNOはカードの配られる種類が毎回無作為という不確実な要素を含むため、必勝法の発見は非常に難しい。したがって一般のプレイヤは、この方法で行動すれば勝ちやすいだろうとされる戦略でゲームを進める。しかし、その戦略はあくまで「勝ちやすいだろう」という段階に留まる。もしその戦略に勝率上昇の効果があることを確認できれば、その戦略を活用して沢山勝利し、さらに強いプレイヤになることができる。そこで、UNOの強いプレイヤを追求するために、計算機を用いて戦略を持ったプレイヤと持たないプレイヤを作成して対戦させ、多数の試合からある戦略が勝率にどの程度影響するかどうかを検証する。