情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6M-09
ホワイトノイズが混入した受信信号を用いた超音波画像再構成におけるL1ノルム最小化法の効果
○大石久展,荒木雅弘,柳田裕隆(山形大)
超音波撮像は、臨床診断の分野において、リアルタイム性や放射被ばくの心配がないなどの特徴から広く使われている。しかし、超音波撮像において高い分解能の画像を得るためには超音波の送受信回数とアレイの素子数を増加させる必要がある。そこで本研究の目的は、圧縮センシングにおけるL1ノルム最小化の手法によって超音波画像を再構成することで従来よりも少ない素子数で分解能の高い超音波画像をノイズを考慮した場合において解決できるかを検討することである。L1ノルム最小化の手法は、スパースな解を求めることで不完全なデータからでも高い分解能で画像再構成できる手法として期待されている。