情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6M-03
荷重積分法を用いた交通流計測の検討
○今村一貴,金道敏樹(金沢工大)
交通流を面的に把握できるカメラは、通過台数など従来の断面的交通指標だけでなく、空間平均速等の空間的交通指標、交通異常の事象検出等の交通安全指標の計測が期待できる、有望な交通流センサと考えられている。そして、画像認識もしくは画像差分に基礎を置いた画像解析技術が検討されている。しかしながら、前者は未検出と誤検出のトレードオフ、後者は撮影環境の変動や移動体の速度の変化に脆弱といった課題がある。
我々はそれらの課題解決を目指し、1フレームの計測結果だけから面的なオプティカルフローが得られる荷重積分法から車両検出を行う方法を提案した。今回動画から通過車両の台数計測の定量評価を行ったのでその結果を報告する。