情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6L-07
WebGLによる大規模GIS道路データ可視化-駅の有効なカバー範囲の検討と設計-
○張 付新,川合康央(文教大)
現代の都市部では,多くの人々が電車や地下鉄などの公共交通機関を利用している.そのため,例えば住居を探す際,駅からの距離は特に重要な判断材料になることが多い.また,都市計画の観点からも,道路や駅の位置は,その施設を利用可能な住民の数や,特定の駅の利用頻度といった問題を考える上で重要な指標となる.等時性線は,空間ネットワークデータベースの新しいクエリタイプであり,到達可能性分析を行うための有用な手段である.本研究では,駅周辺のカバー範囲を表現するために,従来の円形のカバー半径に代わりに,実際の道路距離に基づいてカバー率を計算し,可視化するものである.