情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6L-03
GCアサーションにおけるメモリリーク要因の提示機能
○楊  光,小宮常康(電通大)
メモリリークしたオブジェクトを発見するための機能にGCアサーションがある.これはGCルートからリークオブジェクトまでに経由するオブジェクトの型を知らせてくれるが,プログラム中のどこ(行番号)でそのリンクが作られたかは知らされない.そこで本研究では,行番号も示すようにGCアサーション機能を改良する.ナイーブな手法ではオブジェクトのフィールド毎に,行番号記録用のフィールドを追加し,全ての代入において行番号を記録すれば良いが,メモリと実行のオーバーヘッドが大きい.そこで提案する手法では該当行番号を一度に一つの型に絞って収集することでオーバーヘッドを低減する.