ソフトウェア開発においてプログラムを理解する作業を効率化するために識別子の命名を適切に行う必要がある。適切な命名には十分な知識が必要であり容易な作業ではないため、機械学習を用いてメソッド名の命名の支援を行う。先行研究では、構文情報とデータ依存関係を特徴として学習する手法や、構文情報の学習とプログラム依存グラフの構造を学習する手法がある。先行研究により、メソッド名推薦に構文情報と依存関係を用いる有効性が示されている。本研究ではプログラム依存グラフ上の経路集合を 2 段階のTransformer 入力し、メソッド名を推薦する手法を提案する。本手法は、メソッド名の推薦に一定の効果があることがわかった。