6H-03
ゲーミフィケーションを活用した実地アクセシビリティ情報収集フィールドトライアル
○宮田章裕,奥川和希,村山優作,古田瑛啓(日大),落合慶広(情報経営イノベーション専門職大学),村山優子(津田塾大)
実地でのクラウドソーシングにより,低コストで広範囲のアクセシビリティ情報を収集できる可能性がある.しかし,このアプローチをとる既存事例の多くは,可処分時間が多く,情報収集への意欲が高いユーザの貢献に依存している.この問題に鑑み,我々は,日常生活中の歩行データを投稿するだけで貢献できる仕組みや,ゲームプレイにより貢献できる仕組みを取り入れることで,多様な可処分時間・意欲のユーザの参加をサポートするアクセシビリティ情報収集プラットフォームを提案している.本稿では,ゲームの導入が,アクセシビリティ情報収集の質・量に及ぼす影響について,8週間のフィールドトライアルの結果に基づいて報告・議論する.