6F-07
業務経験の分析に基づく適切な参考面談事例の提示による保健師の育成支援
○田口哲典,渡辺一郎,早川昭二,上村拓也,烏谷 彰(富士通)
保健師が、メタボ患者など生活習慣改善の必要な対象者に対して面談などで行動変容を促す際には、対象者のどの問題に着眼しどのような働きかけ(どの目的行動を勧めるか等)をするかが鍵となる。しかし、新任保健師では思いつく着眼点や働きかけのバリエーションが少なく、面談の質を高める上での課題となっていた。本報では、保健師の面談記録データから育成対象の保健師がどのような働きかけの成功経験を有しているか、多くの保健師はどのような共通の働きかけを行っているかを分析し、どの働きかけを次に身につけるべきかを判定して、参考となる適切な面談事例を提示することで育成を支援する方法を提案する。