6F-05
製造現場のボトムアップ改善ループに向けたデジタル化生産プロセス情報の適用
○中川善継,綾部豊樹(都立産業技術研究センター),根本祐太郎(横浜市大),名取秀幸,田中光一(名取製作所)
中小ものづくり製造業において、生産プロセスの可視化を図ることで経営視点の課題改善に取り組むなど、IoT導入による生産性ならびに品質の向上に取り組みが多く報告されている。ソシオテクニカルは、DXを単にITによる効率化として捉えるのではなく、社会課題に根差した新しい企業課題の解決や、デジタル時代の価値創造手段として位置付ける際に必須となる概念であり、技術と社会システムの統合デザインによる社会生活の質の向上を目指すものである。この概念をもとに、生産現場の見える化を超えて自発的な生産プロセス変革を促すできる化へと導くためのデジタル化の効用とボトムアップな情報の知識共有について紹介する。