情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6D-07
製造業現場における改善の評価及び管理方式の検討
○YUANFENG PANG,吉内英也(日立)
製造業における生産方式は変種変量生産方式に変化しており,様々な種類の製品を生産するために製造ラインが複雑化している.その中で,高度な自動化や生産性の向上を実現するために,人間と製造管理システムの間に適切なコラボレーションが必要である.機械やロボットが対応できない作業においては,現場の作業者が主体的に問題に対応するが,問題への対応が既存の生産計画に悪影響を及ぼさないか,変更作業が作業者に許容された範囲を逸脱しないかを判定する必要がある,という課題がある.そこで,本稿では,現場においてボトムアップ的に実施された改善作業の内容を推定し,変更の影響を原因推定情報テーブルによって判定し,改善作業の妥当性を容易に確認できる生産現場改善案評価及び管理システムについて検討した結果を述べる.