情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

6D-06
ZK-rollupsを活用したブロックチェーンの相互運用性に関する検討
○山本 周,山下真一(NTTデータ)
Ethereumは高い分散性のもと、高信頼なネットワークが構成されており、デファクトスタンダードのネットワークとなっている。しかし、エンタープライズ用途ではpublic型のblockchainの利用の障壁の一部として、情報の秘匿性やファイナリティの問題があり、public型のブロックチェーンではなく、限られた数の特定のノードのみ参加するconsortium型ブロックチェーンを利用しているのが実態である。本検討では、エンタープライズブロックチェーンをより高分散で高信頼のものにすると同時に、consortium型ブロックチェーン間を接続し、情報の秘匿性やファイナリティを保ったまま、より多くのノードと高信頼なやり取りを可能にする仕組みについて、ZK-rollupsを活用する方法を検討する。