5ZH-07
犯罪発生情報に関する3次元地図プラットフォームを用いた可視化システムの提案
○藤澤優介,川合康央(文教大)
我が国の犯罪件数は,令和3年には戦後最少を更新した.しかし,窃盗に関しては現在も都市部では増加傾向にある.犯罪防止に関して,犯罪発生地点を明らかにすることは,防犯のために有用である.先行研究では,GIS等を用いて発生地点を視覚化しているものがある.しかし,これらは,個々の犯罪の詳細や発生地点などがわかりづらい.本研究では,詳細な犯罪発生地点を可視化することで,その傾向を明らかにすることを目的とし,3次元地図上の可視化システムを提案する.横浜市を対象として,発生時期や場所ごとに可視化を行い,その詳細を表示するシステムとした.開発したシステムは,使いやすさなどについて既存システムとの比較を行った.