情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5ZH-01
自然災害時におけるSNSを用いた現地被害の収集と反映による避難補助システムの提案
○齊藤真生,川合康央(文教大)
我が国は,地形や地質・気象といった自然条件下により,地震・洪水・土砂・豪雨雪など,様々な大規模自然災害が発生しやすい国土となっている.これら大規模自然災害発生時の避難には,地方自治体の防災マップや防災行政無線等を活用しながらの避難が想定される.しかし,それらの情報では,現地で刻々と変化する被害状況と詳細な場所を的確に把握することは難しく,安全かつ柔軟な避難行動の障害となっている.そこで本研究では,大規模自然災害発生時における円滑な避難行動を支援することを目的として, SNSから現地の被害状況を収集し,地域の避難場所を同一プラットフォーム上に結合させた,避難補助システムの開発と評価を行ったものである.