5ZG-09
2台のカメラを用いた遊魚三次元位置測定における擬検出抑止法の提案
○山磨虎多郎,遠藤慶一,黒田久泰,小林真也(愛媛大)
養殖魚の魚数推定が行える遊魚三次元位置測定装置では,3台以上の水中カメラで捉えた画像座標から魚の三次元座標を求めている.このとき,3台以上のカメラを用いることで,カメラから見て他の魚の背後に位置する魚の検知精度を高め,また,複数の魚が2台のカメラと同一平面に存在するときに生じる擬検出を避けることができる.しかし,カメラの台数が増加することでコストが増加する.そこで,魚数推定の精度低下を抑制しながら2台のカメラでも魚数推定が行えることが求められる.本稿では,2台のカメラによる三次元位置測定においても,魚数推定の精度を3台のカメラを用いた場合の精度に近づける擬検出抑止法を提案する.