情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5ZG-07
魚の群行動解析のための隠蔽前後のトラックレットの対応付け
○村上友一(近畿大),新里高行(筑波大),川嶋宏彰(兵庫県大),波部 斉(近畿大)
生物の生態を調べる際に個体の移動軌跡は非常に重要な情報の一つである.機械学習を用いたツールが広く用いられているが,個体同士の交差によって隠蔽が発生すると正しく追跡できなくなることが多い.そこで本研究では隠蔽によって追跡に失敗した前後の部分的な移動軌跡(トラックレット)同士を対応付ける方法を検討する.まず,単純な等加速度運動モデルを用いた場合の結果を評価し,それに魚の姿勢変化を加味することで,より正しく対応付けが行えることを示す.