情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5ZG-04
減農薬のための農薬散布に関する評価手法の提案
○野口桂輔,樋口直哉,堀部典子,青木振一(崇城大)
近年,日本の農業では環境に配慮した農業の実施が推奨され,これまで以上に散布する農薬の種類や散布回数に関しての改善が望まれている.農家の経験や専門家によるアドバイスに基づいて散布する農薬の決定が行われてきたこれまでの手法では,この改善に対応することが難しい状況となっている.そこで本研究では農薬散布改善支援のため,農薬の散布履歴を蓄積し,国や都道府県が示す基準や近隣の農家と比較・評価し,その結果に基づいて次年度の農薬散布の改善方法を決定するための仕組みを提案する.また,農薬散布履歴の蓄積のためのWebシステムと,国や都道府県が示す基準と比較した農薬散布の評価方法について解説する.