情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5ZF-04
Pseudo-Haptics生起タスクに対するエンゲージメントの影響
○天野駿吾,福森 聡(香川大)
エンゲージメント(engagement)は,パフォーマンスを規定する動機づけの概念であり,パフォーマンスを予測する心理変数として用いられる.Pseudo-Hapticsは一種の錯覚現象であり,視覚情報を与えるだけで触感提示が可能になる現象である.Pseudo-Hapticsの効果は,視覚情報を受け取る人に依存するため効果が一様ではないことが知られている.そのため,工学的利用において効果の統制が難しく一様な効果を提示できない.本研究では,Pseudo-Haptics生起タスクを実行中の人のエンゲージメントが,触感の強度に影響を与える仮説を立てた.そこで,Pseudo-Haptics生起タスク実行時における人のエンゲージメントを調査するための実験を行った.本論文ではこの結果について報告する.