情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5ZE-05
回転変換マウス使用課題中の予期的注視の度合いを用いた自己効力感の推定
○早川侑花,田中咲希,辻 愛里,藤波香織(農工大),山本淳一(都立大)
疾患を患った際に,日常生活・職場への復帰のためにはリハビリテーション(以下リハ)が重要である.リハでは患者のモチベーションの維持が重要であるが,在宅でモチベーションを保ちリハを継続することは困難である.一方で,自己効力感とは個人の行動遂行能力に対する確信の程度であり,質問紙によって計測され,行動の予測やリハへの動機付けへの応用が試みられている.そこで本研究では,PC画面に表示された課題遂行中の視線情報およびマウスの操作行動を計測し,手の運動に先行して生じる注視の度合いおよび視線移動パターンと質問紙から取得した自己効力感との関係性をモデル化することで自己効力感の定量的な推定を行う.