狭い画面で指を使うスマホでは、表示されるコンテンツが画面に対して大きすぎると見にくく、スマホ画面上のどこにどのようなコンテンツを配置するするかが重要となってきている。PCでの情報提示の研究では視覚認知の知見が明らかとなっているが、スマホでの知見は得られていない。そこで本論文では、スマホ上での情報提示としてユーザーの視線を利用し、ユーザーにとって不快になりにくく効率よく情報を伝達する手法を提案した。提案手法では、スマホのフロントカメラからユーザーの注視点を追跡し、その視線情報をもとにして情報をインタラクティブに提示する。ユーザースタディを行い、情報提示の手法を比較し、提案手法の有効性を検討した。