情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5ZC-02
暗号通貨ネットワークにおけるEclipse攻撃に対するルーティングテーブルシミュレーション
○松岡主馬,鈴木常彦,伊藤秀昭(中京大)
暗号通貨ネットワーク内のあるノードのルーティングテーブルを攻撃者らの情報で埋めることで、対象をネットワークから分離できるEclipse攻撃が2015年に提案された。本論文では、実際のBitcoinのネットワーク情報を用いて、任意の規模の攻撃者とその標的を設定したEclipse攻撃の数学的シミュレーションを作成した。ピア接続をするIPアドレスの制限がない場合、攻撃進行度は標的のサイズに関係なくほぼ同じであることがわかった。