情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5ZB-06
LSTMによる慣性センサを用いたサッカー選手の転倒検知に関する研究
○山崎雄人,鳴尾丈司,山本雄平(関西大),姜 文渊(阪産大),坂本一磨(小松大),中村健二(阪経大),田中成典,岡嵜雄也(関西大)
近年,スポーツにおけるICTの利活用が推進されている.具体的には,センサ機器を用いた選手の位置情報やStats情報の取得・分析が行われている.その中で,選手個々人の体幹の強さの指標化ができれば,相手との接触プレーが多いスポーツにおいて戦術分析の幇助が可能となる.これを実践するために,転倒を検知することが考えられる.しかし,転倒の検知は,指導者や選手個々人の定性的な評価にとどまっている.そこで,本研究では,慣性センサを用いて,転倒時の加速度と角速度,Pitch角の情報を時系列データに有効なLSTMに適用して,サッカーにおける転倒検知を試みる.これにより,転倒の回数が多い選手やプレーの分析を目指す.