情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5ZB-03
強度別身体活動による睡眠の質向上のためのウェアラブル計測システム
○前川和輝,岩井将行(電機大)
近年,不規則な生活やコロナ禍などにより,睡眠の質が低下傾向にある. 第一三共ヘルスケア株式会社が行った「睡眠に関する調査」では,睡眠の質を高めるために心掛けている事は何かという質問に対して最も多い回答が特になしであることから,睡眠の質を改善する具体的な内容がわからないと想像される.本研究は,ウェアラブル端末を使用し,数種類の強度別身体活動での睡眠値を計測・可視化することで,身体活動と睡眠の関係性を調査した.強度別身体活動の種類はウェアラブル端末で計測可能な,有酸素運動,脂肪燃焼運動,ゾーン以下運動の3つを用いた.結果として強度別身体活動により,睡眠の質に影響することが観測されたことを示す.