情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5ZA-09
災害発生時における複数の情報拡散手段を組み合わせた避難手法の評価
○渡辺奈実,横山和俊(高知工科大)
災害発生時の車避難は幼児や高齢者といった歩行が困難な人に必要である。しかし、車避難は土砂崩れなどによって発生する道路の寸断に遭遇すると引き返す必要があり、避難にかかる時間が延びることで2次災害に巻き込まれる危険性が高くなる。この問題を回避するには、道路状況を素早く収集し避難経路に含める必要がある。本稿では、4つの情報拡散手段(ラジオ・Twitter・無線通信・人伝)を利用してリアルタイムに道路の情報を提供・入手し避難所までの最短経路を求める。情報拡散手段を単体で用いた場合と特徴による分類分けにより複数で用いた場合をシミュレーションして避難にかかる時間を比較し避難時間が短い手法を評価する。