現在, インフラ設備の映像・画像等を利用した点検作業を実現する研究が進められているが, 効率に関する課題がある. 本研究では撮影された映像を利用して, 遠隔点検者の認識を高める研究を行う. 特に, 仮想環境による自由視点が得られるメタバースの活用を提案する. 本研究で遠隔点検者が現状の設備の状況を認識でき, 適切な点検判断が出来れば, 現場に赴くコストを削減でき, メンテナンスのコストを低減し, 日常生活の維持が可能となる. 本研究は3Dモデルの作成とメタバースへのマッピングを行い, 点検対象の配置, 形状視点を工夫した映像表現による効果検証を実施する. この取り組みの中で判明した技術課題を抽出する.