情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5Y-09
MANETとコグニティブ無線技術を基盤とする適応型滑走映像中継機能の提案
○菅 甚八,橋本浩二(岩手県大)
ウェアラブルデバイスの録画機能を用いれば,スキーやスノーボードの手本となる滑走映像を撮影し,その場で視聴することが可能である.しかし,全てのゲレンデにおいて滑走映像のリアルタイムでの配信や視聴を常にできるとは限らない.映像通信のために充分な通信環境を確保し難い地点も存在するためである.そこで本研究では,MANETとコグニティブ無線技術を基盤とした適応型映像中継機能を提案する.複数人のグループ内で利用可能なデバイスを用いてMANETを適宜構成しつつ,映像通信経路の選択的な利用をコグニティブ無線技術により実現する.本稿では,その適応型映像中継機能と,プロトタイプシステムによる有効性の評価について述べる.