情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5U-08
健康診断データによる動脈硬化指数の予測
○松原享佑(横浜国大),矢野裕一朗(滋賀医大),長尾智晴(横浜国大)
心筋梗塞や脳卒中などの疾患を未然に防ぐため,それらの疾患に繋がる動脈硬化の進行度を予測することに需要がある.動脈硬化の指数であるCAVI には検査義務がないため,個人で検査を受けない限り動脈硬化の進行度を算出できない,また地方によっては検査を受けにくいなどの問題がある.本研究では,多くの人が日常的に取得可能な生体データである健康診断データから,機械学習の手法を用いて CAVI の予測を行う.予測結果は追加検査や治療などの意思決定に用いられるため,CAVI の値を直接予測するだけでなく,範囲と確率を多段的に示すことで利用者の次の行動に繋げられる手法の構築を目指す.