情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5T-03
歌唱力向上の為の裏声度と喉締め度の推定手法
○宮城研一,鏑木崇史(国際基督教大)
歌唱力を向上させるには様々なアプローチがある。例えばピッチやリズムの正確さはカラオケ機器などを利用して比較的容易に客観的なフィードバックが得られる為、試行錯誤によって改善する事ができる。しかし発声状態の評価は主観に依存する部分が多く、誤った評価の為に歌唱力が向上しない可能性がある。客観的な評価ができれば自身の発声を正しく認識することに繋がり、歌唱力をより確実に向上させる事ができる。しかし客観的な評価には喉の筋肉の挙動などを計測する必要があり、様々な計測機器とそのデータを分析する知識が必要になる。そこで本研究では歌唱者の喉締め度や裏声度を比較的容易に得られる音響データから推測する手法を検討する。