情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5P-08
ゲームによる認知予備能研究のためのコンテンツデザイン
○藤原立浩,上善恒雄(大阪電通大),米田可奈子(ウェルコンサル),中村英夫(大阪電通大)
認知予備能を鍛える手段としてゲームが注目されている.市販ゲームは要素が複雑であり,研究素材として単調化されたコンテンツに留まりがちで,市販ゲームより娯楽性が失われるため継続性が低い.
本研究は市販ゲームの企画・開発企業、医療素材開発企業と連携することで,実際に高齢者の方々にヒアリングを重ねながら,市販ゲームを遊びやすいように改修し,娯楽性を失うことなく,認知予備能研究の促進をはかった.ゲームの改修は,ゲーム中の制限時間の撤廃,広告の削除,遊びやすさと難易度のバランスの取れたステージの事前決定などを行った.
本研究は高い娯楽性を持ったゲームに仕上げることで,高齢者の方々に喜んで対策をして頂けることを目指して研究を進めている.