情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5M-06
医療機器の配置台数最適化手法の提案と実装
○伊藤暢浩,角谷和飛(名工大),大山慎太郎(名大),大塚孝信(名工大)
大規模病院で行われている医療機器の管理では,医療機器の一時的な保管場所として保管棚を複数箇所に設置していることがある.この保管棚への機器の配置台数の決定は従来属人的に行われており,機器の配置台数によっては在庫不足が発生したり在庫過剰となったりする.配置台数の過不足をなくすために,担当者が機器を取りに行くのにかかる移動コストを最小化すること,各倉庫の稼働率を平準化することを目的にして各保管棚への配置台数を適切に決定したい.
研究室で開発中のシステムで,機器の位置情報と稼働情報を収集することができる.位置稼働情報を元にシミュレーションを行い,配置台数の最適化を行う手法の提案と実装を行った.