情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5K-06
確率的プログラムにおけるバグ分析
○西村優里,于 海波(九産大)
確率的プログラミングを用いることより、統計的モデルの取り扱い、機械学習などの研究開発がより円滑にできるため、近年AIの発展により非常に重要になってきた。しかし、確率的プログラムの特徴を考慮した開発環境がまだ整っていない。本研究室では、GitHubから確率的プログラミング言語Pyroで開発されたシステムの実際のバグを調査分析することより、確率的プログラミング言語独特なバグパターンを抽出し、そのバグパターンを自動検出する手法の提案を行うことを目的としている。これにより確率的プログラムのバグの特徴をつかみ、本研究室で行われているバグ検出ツールの開発に貢献したい。本論文はバグ分析の方法及び現時点での分析結果をまとめる。