情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

5C-07
全方位画像上のエピポーラ拘束を利用した3Dモデラ
○河合直樹,近藤孝夫,田中美苗(大日本印刷)
コンピュータグラフィクス(CG)やバーチャルリアリティ(VR)では,表示する3Dデータを事前に用意する必要がある.通常はモデリングソフトを用いた作業で3次元形状を制作するが,特殊なスキルが必要で制作コストが課題となる.
本研究では,2枚の全方位画像間で成立するエピポーラ幾何を考察したうえで,2画像上で対応する被写体を対応付けて3次元位置を推定しながらポリゴンとテクスチャを生成するモデラを試作した.実験ではエピポーラ拘束を導入したGUIにより操作負荷が低減し,3次元設計のスキルがなくても容易に3Dデータを作成可能になることが確認できた.