5C-02
転移学習とFaster R-CNNを用いた熱赤外画像を対象とする車両および人物動作検出手法の改善
○劉 亜儒,松井 解,景山陽一,白井 光,石沢千佳子(秋田大)
交通事故における昼夜別の死傷者数に着目すると,夜間の死者数の割合は圧倒的に高く,昼間の死傷者数の約2.4倍である.本研究グループはこれまでに,夜間の交通事故防止を目的とし,熱赤外画像と機械学習を用いた夜間のリアルタイム車両検出および人物動作認識に関する検討を行った.しかしながら,これまでの検討では,画像内の人数が一人の場合のみを対象としており,複数⼈を対象とした検討を行うまでに至っていない.そこで本稿では,熱⾚外カメラを用いて複数人が動作を行う様子を新たに取得し,夜間における車両検出および複数人を対象とする人物の動作認識を行った.さらに,転移学習とFaster R-CNNを用いた検出手法の改善を行った.