5B-05
ルービックキューブ求解への深層学習適用検討
○水澤 悟(電通大)
ルービックキューブは状態数は約4.3*10^19通りであり,メモリに解をすべて記録するのが難しいパズルである.ルービックキューブの求解に深層学習を利用した例はあるが,求解時間がヒューリスティクスを用いた既存手法にくらべ長く課題である.本研究ではこの課題の解決を目指して,オフライン学習で距離関数を直接学習させる方法,世界モデルを用いて次の手を予測させる方法,RNNを用いた方法,IDA*の枝刈り関数を学習させる方法を提案し比較した.それらの手法はいずれも解手数が浅い場合は十分な性能を示した.しかし解手数が深い場合問題を解くことができなかったため,課題を分析した.