4ZM-03
光学センサの統合に基づく歩行機能の計測評価
○須藤 陸(神奈川工科大),中島麻耶子,小川賀代(日本女子大),三枝 亮(神奈川工科大)
高齢者のフレイル予防の対策では歩行機能の維持が重要であり,日常的に歩行機能を計測評価することで,転倒・骨折リスクの早期発見が期待できる.臨床現場では歩行計測の手段として,Timed Up & Go Testが用いられている.本研究では,3つの光学センサを統合し,TUG Testの計測評価を自動化する方法を提案する.本システムは座面センサ,深度カメラ,測域センサより構成され,動作の開始終了タイミング,動作時の全身姿勢,両脚の位置速度を測定する.これらの測定情報を統合することで,TUG Testの計測評価を自動化し,苦手動作を推定する.また,計測対象者を追従認識することで補助者を除外し,計測時の安全性を高める.