情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4ZK-01
VR空間における共食効果の分析
○田中美優,橋口哲志(龍谷大)
近年,アバターを用いて交流するソーシャルVRが人気を集めており,利用者の中にはその空間で食事や睡眠を行うなどの日常生活を送る人も現れている.その中でも食事は人の社会性と密接に関わっており,共食によりおいしく感じるとされている.これは鏡に映る自己像を共食相手とし,コミュニケーションを通した気分の変化がない場合でも効果を得られている.そこで,我々はVR空間でも食事を行った際に共食の効果が得られるのではないかと考えた.

よって,本稿では実空間とVR空間で鏡に映った自己像および自身のアバターを共食相手とした場合における共食効果の違いを分析する.