4ZH-04
三次元復元を用いた工業資材の体積推定
○上野 哲,遠藤慶一,黒田久泰,小林真也(愛媛大)
鉱山開発を行う資源事業や,鉱物資源等から素材・製品を生み出す精錬事業等において,管理している工業資材の総量は計画の策定や取引,売上の推定などに関わる重要な指標となる.しかし,その総量が多くなると,総量の測定が困難になりコストがかかるほか,精度の低い概算では事業に損失が生じてしまう恐れがある.そのため,簡便かつ低コスト,さらには高い精度で資材の総量を把握する手段が求められている.立体物の構造を幾何学的に再現する手法として三次元復元と呼ばれる手法が存在する.本研究では,資材を様々な角度から撮影した複数枚の画像をもとに,その物体の三次元構造を復元し,体積を推定する手法を提案する.