情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4ZG-08
水中でのインタラクションに向けた電気インピーダンストモグラフィの検討
○平田駿輔,高橋 亮,笹谷拓也,川原圭博(東大)
PCやスマートフォンは広く普及し常に使用されている一方で、風呂場のような水がある環境は例外であり、そこで使えるインタラクションは少ない。その一つとして深度カメラを用いた水面ディスプレイが提案されているが、大量の入浴剤が必要で、カメラが遮蔽されるとセンシングできない問題がある。そこで電気インピーダンストモグラフィ(EIT)に着目する。EIT は水槽に設置した複数の電極で水のインピーダンス変化を計測するため、遮蔽の問題を回避できる。本稿では水のインピーダンス変化から水中の物体の位置を検出するインタラクションの設計に向け、基礎調査として水のインピーダンスを計測するのに適した水量や測定周波数を調べた。