情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4ZG-04
導電繊維編み込み靴下を用いた足首および足趾の曲げ計測手法
○永山晃誠,高田崚介(神戸市立高専)
高齢化社会の現代日本において,高齢者の転倒問題は大きな社会問題として取り上げられている.姿勢制御に大きく影響する足趾及び足首の機能低下が,高齢者の転倒の原因とされている.そこで,本研究では足首及び足趾の動きを計測することで,高齢者の転倒予防を目指す.
提案手法は,足首及び足趾を曲げた際に関節部で靴下表面の導電繊維同士が接触し,短絡することによって抵抗値が減少する性質を用いて関節部の曲げを計測する.靴下に抵抗値を測定するための回路のみを接続して用いるため,追加のセンサを必要とせず,靴を履いた状態でも計測することができる.