情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4ZC-06
通信パターンに基づく応答時間最適なGeographical SMRプロトコルとレプリカ配置の選択手法
○塩崎功也,中村純哉(豊橋技科大)
Geographical State Machine Replication(広域SMR)は災害耐性の向上を目的にサービスの複製であるレプリカを地理的に分散配置するレプリケーション手法である.広域SMRはプロトコルとレプリカ配置(デプロイ)により応答性能が変化する.そのため設計するサービスに適したデプロイを選択することは重要である.しかし,各デプロイの実測評価には多大な時間的・金銭的コストがかかる.本研究では,SMRプロトコルの通信パターンに基づいて応答時間を見積もることで,低コストで最適なデプロイ選定方法を提案する.提案方法は,5つの代表的なSMRプロトコルの通信パターンをモデル化し,ユースケースごとに適したデプロイの選定を可能にする.