情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4ZC-05
SDNとDTNを融合した耐災害ネットワークの一検討
○坂元晴彦,和泉 諭(仙台高専)
東日本大震災などの影響から耐災害ネットワークに関する研究が行われている.例えば, 既存研究では携帯電話等の端末で,通信路が確保されていない間はDelay Tolerant Networking(DTN)によりデータを保持し,通信路が確保されたらSoftware Defined Network(SDN)により経路を設定しデータを伝送する手法を提案している.本研究ではこの手法を参考にし,有線通信環境においてSDNによる経路制御を行いつつ,緊急性が高いパケットは先に送信し,低いパケットはDTNにより一時保存したのち後で送信する耐災害ネットワークシステムを提案する.