情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4ZB-08
インソール型歩容センサを用いた疲労推定方法の検討
○深町京佑,成田力哉,佐藤 進,河並 崇(金沢工大)
近年,健康寿命の延伸を目的に身体活動量の増加が推進されている.しかし,活動量の増加に伴い疲労が蓄積し,歩行時に足が上がりづらいなどの理由から,転倒の恐れが高くなると考えられる.本研究では,インソール型歩容センサを用いて通常時と疲労時の歩容データを計測し,歩容データから歩行者の疲労を機械学習により推定できるか検討した. 歩容データには,通常時に計測したデータと100㎞歩行後またはフルマラソン後に計測したデータを用いた.歩行者の主観的疲労度はVASを用いて評価し,5未満を通常,5以上を疲労と定めた.歩行者の疲労推定では,複数の機械学習モデルを作成し,疲労推定の精度をもとに評価した.