情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4ZA-05
スマートウォッチの心拍値を用いた道路のヒヤリハット地点の検出に関する研究
○十河幸之介,中原匡哉(大阪電通大)
我が国の交通事故の発生件数は減少の一向を辿っているものの,その発生件数は30万件以上である.これらの交通事故の原因はカーブミラーの設置不良や見通しの悪い道路構造等様々であるため,警視庁では交通事故発生マップにて過去の事故発生地点とその状況を公開し,注意喚起を図っている.しかし,地元住民がこれまでの経験から未然に事故の発生を防いでいるヒヤリハット地点は全国各地に点在する.そこで,本研究ではスマートウォッチで計測した運転手の心拍値に着目し,ヒヤリハット地点を検出する手法を提案する.本手法により検出したヒヤリハット地点を現地で確認することで,事故の発生要因の発見につながることが期待できる.