情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4ZA-03
視野内のコントラストの違いがドライバの速度知覚に及ぼす影響の評価
○國信綾斗,栗  達,小野晋太郎(福岡大)
自動車のドライバは視野内のオプティカルフローから走行速度を知覚していると考えられるが、そのフローを発生させる対象物の視認性と速度知覚の関係性は十分に検証されていなかった。本研究では、このような視認性の違いがドライバの速度知覚に及ぼす影響について、仮想現実(VR)空間を用いた実験により検証した。輝度値を0とした背景画像上に一定の間隔で配置された白線が流れる映像を生成し、更に白線のコントラスト、流れる速度、間隔などを任意の値で提示する仕組みを構築した。速度や間隔は実際の一般道や高速道路に近い値で変化させた。これを実験参加者に提示し、基準となる映像との比較により速度知覚を評価した。