情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4Y-07
歩容認識による転倒検知方法の検討
○安井大希,古市卓巳,撫中達司(東海大),青木三重子,豊川絢也,溝呂木信之(三菱電機ITソリューションズ)
介護施設においては,日々様々な事故あるいはインシデントが発生している.その中でも,高齢者の転倒事故が多く発生している.また転倒は介護が必要になった主な原因として13%を占めており,全体で4番目の値となっている.このことから高齢者の転倒を未然に防止する策が求められている.高齢者の転倒原因になる歩行障害として,引きずり歩行,小刻み歩行などがあり,歩幅,足上げの高さ,前傾姿勢などにより状態を把握できる.本研究では,介護施設での活用を考え,カメラによって得られる歩容状態の変化をもとに転倒の危険性を判断する方法を検討しており,その内容について報告する.