循環型社会を実現するための取り組みとして，東海大学高輪キャンパスではスマートゴミ箱を用いて，再生可能資源が正しく分別されているかの実証実験を行ってきた．その結果，全体の約30%が正しく分別されておらず，回収員が手作業で分別をやり直しているのが実態である．この無駄な労働を無くす為，ゴミ箱に自動分別機能を搭載することを解決策とした．再生可能資源の自動分別の関連研究では，クラウドで画像認識の処理を行う方法が多く報告されている．本研究では，クラウドではなく，画像認識による自動分別を可能とする自動分別ごみ箱をエッジノードとして試作した．本報告では，実現方法，検証と評価を述べる．