情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4X-08
YOLOv5モデルを用いた動物識別器 -小さく写る動物に対する識別精度の向上-
○森岡楓介,藤嶋教彰(松江高専)
農作物被害防止のため,小型コンピュータ搭載の無人ドローンが定期的に飛行し,動物を識別するとスプレーを噴射して害獣を畑から追い払う方法を考える.この場合,JetsonのようなGPU搭載の小型コンピュータで動作可能な,対象動物の場所を識別するAI学習済みモデルが必要となる.そのため本研究では,YOLOv5を用いたAIモデル開発を進めている.本稿では,動物が小さく写る画像を合成で用意し,学習させることで小さく写る動物の識別精度の向上を目指したことについて報告する.学習済みモデルに学習に用いた物とは別の動物が小さく写る画像を入力して評価実験し,識別精度向上を確認している.