情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4X-07
大規模GPSデータを用いた人流変化の分析
○土井一磨(筑波大),大西正輝(産総研)
携帯端末の普及およびICT技術の発展により,ユーザのさまざまな情報をリアルタイムで取得できるようになりつつある.その中でも特にGPS機能から得られるデータは,大規模な人の移動の分析を可能にし,広く活用されている.現在,世界的な感染症の蔓延により,日本では外出自粛が求められ,人々の生活が変化していると考えられる.本稿では,長期にわたって計測された日本全国規模のGPSデータを用いて通勤,通学や娯楽などの外出および夜間の飲食店利用を表現した時系列データを生成する.さらに、生成した時系列データに介入効果推定手法における中断時系列分析を適用することで,各都道府県における人流の変化を分析する.