情報処理学会第85回全国大会 会期:2023年3月2日~4日 会場:電気通信大学

4X-03
IoTセンサーネットワークと実空間における位置情報を用いた在室状況推定
○中村有佑,佐藤周行(東大)
建物におけるエネルギー消費量を削減する場合,室内における在室状況を適切に把握し,空調設備や電球の制御を行うことが有効である.また,IoTセンサーを使って大量のデータが収集できるようになっている.本研究では,IoTセンサーを用いてCO2濃度,温度,湿度,気圧の環境情報を収集する.そして,計算量の削減,推定精度の向上を目的として,収集したデータに対して実空間における位置情報を組み合わせた前処理を施し,データセットを作成し,機械学習モデルを適用することで,高速かつ高精度な在室状況推定を実現する.具体的には,従来手法において90%前後であった検出精度を100%に限りなく近づける.